東京地図研究社の隣町住吉町にあるのが小野神社です。中央自動車道と鎌倉街道(今は新府中街道という)が交差する近くに鎮座しています。
住宅街に佇む鳥居や本殿はコンパクトにまとめられ、一見するとかわいい感じもしなくはありません。近隣の皆さんに愛されていることがわかります。
実は多摩川を挟んだ対岸の多摩市にも小野神社があります。そちらは武蔵国総社である大國魂神社の一宮として名を知られているのですが、実は住吉町にある小野神社が本当の一宮という主張もあります。これは度重なる多摩川の氾濫で遷座を繰り返したため二社になったということに起因するらしいのです。

 

さて、こちらの小野神社には神職の方は常駐されていないので、御朱印をいただくためには管理を兼務している谷保天満宮(国立市)まで行かなければなりません。
神社の歴史に地形が絡まり、変遷していくのはとても興味深いですね。どちらが本物と白黒つけるよりは、その背景を学ぶことが面白いのかもしれません。

 

 

<アクセス:京王線中河原駅より徒歩約8分>
対岸の小野神社は中河原駅の隣、聖蹟桜キャプションを追加
ヶ丘駅から、谷保天満宮はJR南武線谷保駅が最寄となっています。関係の深い3つのスポットを訪れてみてはいかがでしょうか。

by 東京地図研究社