2018.11.24(土)に実施した矢櫃温泉 五右衛門風呂の記録です。

 

【きっかけ】

2015年4月に町内のある方から釜をいただいた。
(コレ・・・五右衛門風呂にピッタリなんじゃな~い?)
そう、僕は昔から五右衛門風呂にあこがれてたんです。

このサイズ、もう五右衛門風呂しかないでしょう

とは思ったものの、めんどくさがって実施することもないまま時は流れ・・・

 

2018年10月、ある記事を目にする】
矢櫃温泉訪問記を読んだ。
そして思った。

矢櫃の源泉 → 硫黄臭のする冷泉 → ボイラーに通すとボイラーが痛むらしい →
→ だからポリタンクに汲んできてお風呂のお湯に混ぜて入るのが一般的 → あれ?五右衛門風呂なら沸かせるな →
→  たっぷり運んでくれば源泉100%も可能 →
→ やるっきゃない

 

釜以外の物はたまたま持っていた

そして、3年ぶりに釜を引っ張り出した。
側溝に使うU字型ブロックはたまたま持っていた。
組み合わせてみるとなんだか行けそうな気がしてきた。

すのこは必須アイテム

まずは「すのこ」を作った。
釜の底部は熱々になるので、入浴するときはこれをうまく踏んづけながら入るのだ。

 

下に護岸ブロックを追加した

設置場所で組み立ててみた。
煙突があったほうが効率が良いと思ったので取り付けた。
釜の下で薪を焚くのに高さがあったほうがいいのでU字ブロックの下に護岸ブロックを追加した。
護岸ブロックはたまたま持っていた。

 

【2018年11月、いよいよ実施へ】

煙突も取り付け完了

 

矢櫃温泉を汲みに行く

軽トラに古い湯船を積んでいった

矢櫃の源泉をたっぷり汲むために古いコンクリート製湯船を軽トラの荷台に積んだ。
コンクリート湯船はたまたま持っていた
重かったけど頑張って積んだ。これにたっぷり汲んでいけば源泉100%が実現する。

 

サイフォンの原理は偉大

軽トラ荷台の湯船から釜への移送は、高低差を活かしてサイフォン方式で。
ホース一本で簡単に移せた。
サイフォンの原理は偉大だ

 

いい感じに白濁

着火。

かき混ぜる

想像以上にすぐに沸く

やる前までは、
(沸かすのにすごく時間かかるんじゃないか?)
(釜の淵が熱々になって危ないんじゃないか?)
なんていう心配もしてたのですが、実際にやってみると全くそんなことはありませんでした。

まさに案ずるより産むが易し。

 

【その感想は?】

たしかに見た目はおっかない

傍から見るとまるで釜茹での刑に処せられる罪人・石川五右衛門そのものですが、浸っている本人は極楽気分。
矢櫃温泉の効能もあって、体の芯からあたたまりました。

初めての矢櫃温泉の五右衛門風呂、その感想は「最高」の一言です。

 

【後日談】

今回の矢櫃温泉の五右衛門風呂の結果を、釜を譲ってくださった方や、矢櫃温泉を整備してくださっている方に
お礼とともに報告したところ、それぞれとても喜んでくださいました。
実現できて本当によかったなあと心から思いました。

 

(番外編)五右衛門風呂仲間のお誘い

別の日には水道水を沸かして入った

別の日(というか前日)には水道水を沸かした五右衛門風呂にも入りました。
こちらも温泉ではないながら、薪で沸かしたお湯だからなのか、あがったあともずっとポカポカして温かかったです。

仕組みはとても単純だし、軽トラ一台あればセット一式を持ち運ぶこともできるので、
子供たちのキャンプに利用することも可能です。

五右衛門風呂、あなたも入ってみませんか?
興味ある方は0139-56-1089(カンペシーノ藤岡)まで気軽にお問い合わせください。


追記】

この時の様子に興味を持ってくれた人から連絡いただき、2019年8月9日に上ノ国町にて子どもたちの五右衛門風呂体験が実現しました。

その時の様子はこちら。 

出張!隣り町まで五右衛門風呂風呂

 

おわり

(2019.01.15 藤岡俊吾)